太陽の家 太陽建築理念

SOLARCHIS
Solar Architect Studio 建築家 井山武司 太陽建築研究所 <ソラキス>

太陽建築理念

建築家 井山武司の建築理念

img_main.jpg地球上に住む人々が皆、 - サラリーマンも、金持ちも、難民キャンプにいる人達も、ラジャも、スラムの人達も、宮殿に住む人達も、村の人達も、町の人達も - 、建築に対して本当に求めているものは、COMFORT - 快適さ - ではないでしょうか。この簡単そうでなかなか獲得出来ないことのために、森の木を切り、石炭や石油を燃やし、大袈裟な設備を作り、原発を造り、資源を取り合って争う。

視点を変えてみましょう。窓の無い家はありません。窓は、明るさ、暖かさ、そよ風などの快適さを住まいにもたらします。それらの快適さは全て、太陽からもたらされるものです。

建築の計画は3次元で考えなければならないと私は思います。

第1の次元は、人間の意図です。どのような空間が望まれ必要なのか。

第2の次元は、地球の要求です。地球は、必ずしも人類に対して常に優しいわけではありません。地震、風水害、火災などの自然災害に対していかに守るか、防災的な配慮が不可欠です。

忘れてはならない重要な第3の次元は、太陽の恵みです。太陽のもたらす光、熱、を含むエネルギーは環境としての建築に快適さを恵んでくれます。そしてその太陽のエネルギーは非常に大きなものですから、その利用は、注意深く原則にしたがってなされなければなりません。そのようにすれば、建築のデザインは過度の放縦なデザインの氾濫から、太陽系の惑星の適正な環境としてのフォルムを取り戻すでしょう。

太陽建築とは

taiyou_p2_01.jpg建築と太陽との関係は、今新たに始まろうとしているのではなく、始めからあったものだと私には思われます。

建築は外界から身を守る人間の巣・シェルターとして始まり、このシェルターを快適に保つために、人類は常に、太陽光をはじめとする自然エネルギーを利用する技術を積み重ねてきました。
南向きの斜面に掘った横穴や、草や木の葉を葺いた屋根は、自然のエネルギーをコントロールする人類の建築技術の起源であり、地球上すべての建築は、このような技術の集積体であります。

木で組み立てた家の三方を厚い石や土で囲み、屋根にわらを厚く葺き南側の縁側から入る太陽光を粘土でできたオンドルの床に受けて蓄熱する韓国の民家。
日本の民家は、同じく南側から入った日光を障子が拡散し、畳が反射して、黒く塗った太い木の構造に吸収、蓄熱します。
また逆に東南アジアでは、深い庇で光を遮り、格子状の壁から風を入れ、壁や床を冷却し、高い屋根が熱い空気を吸い上げ外に放出します。


私たちが現在進めている仕事も、自然の力、いわゆる環境エネルギーを巧みに生活環境に利用してきた人類の知恵、遺産をもう一度見直すことから、大きなヒントを得ています。

そして建築を、石油やガス、原子力などの資源エネルギーを浪費する人工的環境から、人類がその長い時間を過ごしてきた、より自然な環境に戻すことが、現在必要なことであると私は思います。

太陽建築の特長

taiyou_p2_02.jpg 高気密・高断熱に加えてコンクリートの構造体によって高熱容量にし、蓄熱蓄冷を行なう。
● 建物を身体のように造り、自然エネルギーを蓄える。
骨格・筋肉 - 皮下脂肪 - 皮膚
構造体 - 断熱材 - 外壁
● 自然暖房と自然冷房が季節によって自然に切り替わり、日中は自然採光される。
● 建築自体が既に自然のシステムに従っていて、建物も人も健康的で不老長寿命!
● これに太陽熱給湯と太陽光発電を加えれは、メンテナンスフリー、光熱費も日本海側で最小限の補助暖房だけでよく、太平洋側では限りなく0に近づきます。


sys1a.gifsys1.jpg【冬至】   sys2a.gifsys2.jpg【夏至】

太陽住居に暮らす

建築、特に住宅建築に必要なエネルギーは、暖房、冷房、採光、給湯、電力、調理等に要するエネルギーですが、これらはほとんど太陽が、直接住宅に供給することができます。

まず、コントロールされた自然採光、住まいの構造体を太陽光によって直接暖める直接取得太陽熱自然暖房、構造体を通風換気によって冷やす躯体蓄冷自然冷房、この3つを、住まいのデザイン - 例えば屋根勾配を住居の建つ地方の経度と同じにして太陽光を最大に受け取る - と、素材と建築資材の選択によって、獲得することが基本です。これに加えて、太陽熱温水器による給湯、太陽電池による発電をし、太陽熱によって得た熱湯を太陽電池による電力で加熱して出来るスチームで、主に調理を行えば、生活に必要なほとんどのエネルギーを太陽光から得ることが出来ます。雨水利用、高度汚水処理、浄化水地表散布、コンポストなどの処理装置を加えて、自給自足の住まい-オートノマスハウスも可能になります。


p3_shizen_danbou.jpg〇自然暖房
熱容量の大きな構造体を外断熱し
南側の大窓や天窓から冬の日差しを室内に導き入れて構造体に蓄熱し
自然暖房します
日本海側では躯体蓄熱電気床暖房と焼却炉兼用のストーブ等で
最小限の補助暖房をします
太平洋側では補助暖房は不要になります

p3_shizen_reibou.jpg〇自然冷房
夏の直射日光を遮り
通風換気によって躯体を蓄冷し
自然冷房します
天井扇等の補助で十分で
エアコンは基本的に必要ありません

p3_shizen_saikou.jpg〇自然採光
南側の大窓や天窓から
太陽光をコントロールして取り入れ自然採光します
日中の人工照明は必要ありません

p3_taiyou_kyuutouu.jpg〇太陽光発電
太陽電池によって最大5kwの発電をします
余剰電力は逆潮流によって電力会社とのやり取りをします

〇太陽熱給湯
高能率の太陽熱温水器で給湯をし電気温水器補助します
常時60度以上の給湯が可能になるためボイラーは必要なくなります

SOLARCHIS <太陽建築研究所>

sola01.jpg〇新しい自給自足の家

●位置
郷里酒田市郊外に延びる丘陵地帯にある中世の城址の南斜面に建つ。
城址は現在、桜並木の公園になっていて、庄内平野と日本海を見晴らす。
オートノマスハウスは、エネルギーや水の供給処理系統から自由であるため、居住環境を自由に選ぶことができ、従って生活圏を現在よりも飛躍的に拡大することが可能です。

●空間
南側から陽光の降り注ぐ吹き抜けのホールを中心に、東に仕事室、西にリビング、南側は前面に温室、北側にガレージ、入り口、倉庫など。 2階の吹き抜けを挟んで両側に居住室、北側にウォーターセクションを配置。

sola02.jpg●構造
1階コンクリート造、1階木造の混構造として、居住用構造体の合理化を図ると共に、 建物の熱容量を大きくしています。
地場最大手のコンクリート製品メーカーによる超軽量高強度プレスキャストコンクリートと青森ひば材によって築かれる住居は永い風雪に耐えます。

▼明るい自然採光
▼快適な自然暖冷房
▼太陽光発電(3kw)でオール電化生活
▼太陽熱給湯(320リットル)とフルタイムバスで温泉を堀当てたよう
▼太陽熱スチーム調理のヘルシーナチュラルフード
▼補助電気床暖房で寒く日照の少ない日本海側でも冬知らず、太平洋側では補助暖房はいりません。

sola03.jpg▼建築途中のモニタリングですが1996年の総光熱費は164,000円でした。
▼冬の補助電力源に風力を検討中で、最終目標は、EV(電気自動車)を含めて維持費0円!
▼メンテナンスフリー維持費最小の快適で健康な自給自足生活が実現しました!!
▼地球環境へのインパクトも最小です。